公開シンポジウム

2019-11-11

スポーツ研究所(SUIS)公開シンポジウム2019
「日本基準」から「世界基準」へ


本年度のスポーツ研究所シンポジウムは、「日本基準」から「世界基準」へがテーマです。1部では、公益財団法人日本卓球協会副会長で国際卓球連盟副会長でもある前原正浩氏と、ハイパフォーマンススポーツセンター国立スポーツ科学センター長の久木留毅文学部教授から講演をいただきます。2部では世界に挑戦する現役アスリートとして、元ラグビー日本代表、東芝ブレイブルーパスの大野均氏、元インドアバレーボール日本代表・北京オリンピックオリンピアン、ビーチバレーボール日本代表の石島雄介氏をお招きし、1部の前原氏、久木留教授とシンポジウムを行います。司会は文学部特任教授の長野智子先生が務めます。どうぞディスカッションにご参加ください。


日時:令和元年11月21日木曜日3、4限
場所:専修大学生田キャンパス10号館 10301教室
※詳細はページ下のpdfをご覧ください。


<主旨>
◇日本において2019年にはラグビーワールドカップが、2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開催される。これらの国際的スポーツイベントの開催をも一つの機運となり、日本スポーツ界の取り組みは激変をしている。国内最上位の選手であれば日本代表のアスリートとして国際大会に出場できた時代から、世界トップレベルのパフォーマンスを発揮でき得るアスリートの育成が始まっている。つまり、アスリートの育成は「日本基準」から「世界基準」となった。
◇世界基準のアスリートの育成のキーワードは「ハイパフォーマンス」である。スポーツにおける「ハイパフォーマンス」とは、「世界最高峰の舞台において求められる競技力」を意味する。近年のオリンピック・パラリンピックをはじめとする国際競技大会での競技レベルは目覚しい進化を遂げているが、その背景には各国によるスポーツ医・科学、情報、マティリアル開発などのサポートの進化がある。
◇日本においては2016年にハイパフォーマンスセンターが設置され、ハイパフォーマンススポーツへの取り組みの強化が進み、そして2020年のオリンピック・パラリンピックを迎えようとしている。本シンポジウムでは、「日本基準」から「世界基準」へをテーマに、国内外のスポーツにおけるハイパフォーマンススポーツの取り組みと、その取り組みがもたらす日本スポーツの未来についてディスカッションする。